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チェックポイントを作ろう

音楽を作る、
というのは作らない人にとって難しいことのように聞こえますが、 基本さえ知っていればある程度まで形にすることは簡単です。
だれだれ風の曲を作ってよ、と言われればその人の特徴 (メロディの動きだったり、コード進行、あるいは編成の方法論) をコピーすれば、「っぽいもの」を作ることができます。

さらに今の時代だと、サンプルのループ音源はたくさん出ているので、 コンピューター上にもともと入っている音源を並べ替えるだけで、 「っぽいもの」は作ることができます。

でもそれで自分自身が満足できるかは別問題です。
ほとんど完成系まで見えていても、そこに「芯」がなければ、 自分にとっては全く意味のない音楽になってしまいます。

その「芯」を作るために、 自分が作ったものが人に聞かせて恥ずかしくないレベルになるために、 自分自身でチェックポイントを作らないとなあ。
この機会にちょっと羅列してみます。

一つは「シンプルだけど複雑なもの」。
僕は誰でも一聴して分かるポップさを持ちながら、 繰り返しの視聴に耐えうる強度を持った曲が好きです。
複雑なものを作るための複雑さ、にはあまり興味がありません。
なるべく簡単で、でも複雑なものを目指したいですね。

次は「丁寧にやろう」。
アドリブでどんどん作っていく作業も好きですが、 必ず後日見直して、しっかり精査できるようにしたいですね。
僕はどちらかというとせっかちなので、必ずブレーキを踏んで、 振り返るようにしたいです。
常に「本当にこれでいいのか?」と自分自身に聞き続けないとなあ。

次は「必ず一つは新しいことにトライする」。
同じ作業の繰り返しにならないために、必ず新しいチャレンジはトライしていきたいです。
音楽的な仕掛けや、手法の変更。機材面の思考。
やったことのないことはたくさんありますね。

「クロスオーヴァーさせる」
一つの価値観だけで曲をまとめないようにしたいです。
もうすでにこの世界にあるものの再現だけでは、面白くないので、 必ず新しい価値観を混ぜていきたいですね。
キャラメルに塩を混ぜるような(それが美味しいかどうかは置いておいて)、 そんな面白い考えかたで音楽を作りたいですね。

なんだか羅列してしまいましたが、 もっと深く考えておかないとなあ。

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